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ルイ・ヴィトン、モノグラムシリーズ
もともとはコピー商品対策として描かれた
このデザインバッグ。
いまや押しも押されぬ、
NO1ブランドバッグとしての地位を確立している。

バッグ本体の素材は一見革のように見えるが、
実際は革ではなく「トアル地」という、
綿生地に塩化ビニールを染み込ませたもの。

この前、大黒屋(有名な質屋)に行ったら、
このモノグラム・バッグが山積みされてました。

とにかく売れてます。
日本で一番売れている(ダントツ)
高級ブランドバッグシリーズです。
注1
2:喫茶店の女
ルイヴィトン!

今や女性バッグの帝王・・・もしくは高級ブランドの代名詞的存在にまでなった感のあるこのブランド。

何と言っても有名なのは、モノグラム・シリーズですよね。

私はこの前、日光に友人と出かけたんですが・・・

ルイヴィトンのバッグを持ってる人の多い事、多い事!!!


一番ヒドカッタのは女性の学生三人組で・・・

三人ともモノグラム・シリーズの同じバッグと、ジーンズという組み合わせなんです!


なんですか?





さて・・・私の個人的な意見として、





理由としては・・・


1:ヴィトン(モノグラム)のバッグが、あまりにも市場に流通しすぎた。

 ファッションアイテムとしての、希少価値が存在しないバッグになった。


2:ヴィトン(モノグラム)のバッグが、あまりにも有名になりすぎた。

  バッグという認識より、「ヴィトン」というブランドイメージのほうが強すぎる。

  また「高級」というイメージが歩いている感もある。
  
  ファッションと同調せず、ブランドが一人歩きしている感がある。

  
私は正直、今までヴィトンのバッグを持っている人で、お洒落な人は、一人も見たことありません。

いや・・・私がお洒落と感じた人がいない・・・といっていいでしょう。


理由ですか?

ん〜・・・

ファッションというのは、個性を演出する為にあるものと思ってるんですよ。

特に値段の高いアイテムならば、なおさらです。

ファッションというものをどう捉えるかは、人様々ですが、

私の場合は、「見た目」よりも、「精神性」を見てしまうんです。


ヴィトンのモノグラムバッグを持つという行為は、いかにも集団性を感じてしまいます。

つまり、「みんなと一緒」といった精神ですね。

ヴィトンのバッグを持つという行為は、個性の埋没を演出している気がするんですよ。

そういうものに、私は価値観を認めることが出来ないんです。


ユニクロなら話は別です。

何と言っても値段が安いですからね。

ですが何万円のバッグで、わざわざ人と同じバッグを持とうという精神がわからないんです。


ところが・・・

話は一ヶ月前のことです。


さてその日、私は暇つぶしにコンビニで週刊誌を立ち読みしていました。

で・・・レジを見たとき・・・


一人の・・・中学生らしき少女がヴィトン(モノグラム)のバケットを持っていたんです。

風体はいかにもなストリート系ファッションでした。

パンツスタイルに帽子をやや深めにかぶって・・・


私はパッと見たときに、妙な違和感があったんですよ。

(あらら・・・中学生くらいで、もうヴィトンなんか持っちゃって・・・)

という発想も、浮かんだ事は浮かんだんですが・・・

なんていうんですかねぇ・・・


自然体なんです。


見ていて、ヴィトンのバッグが・・・ヴィトンと感じないんですよ。

少女も・・・明らかにヴィトンと意識してない・・・

すごいサマになっていたんですね。


で・・・私はこれはオカシイと思ったんですよ。

今までの経験からすれば、中学生だろうが、どっかのマダムだろうが・・・

常にあの、ブランドを誇示するがごときモノグラムが目についてたんですがねぇ・・・


で・・・ジーっと観察してたんです。

今までのヴィトンを持ってた女性と、何が違うのか・・・と。


で・・・

なるほどな・・・と。

謎は全て解けたな・・・と。


そのモノグラムのバケット。

かなり使い込んだバッグだったんですよ。

端々がすりきれ、革もあちこちにシミがついてました。

でも・・・なんとなくですが、上手に使い込んだ感がありましたねぇ・・・


こっからは私の推察なんですが・・・

この子おそらく、お母さんかお婆ちゃんの使い古しをもらったんでしょうね。

で・・・本人も、ヴィトンを知らないんでしょうね。

だから、これだけ自然体に持てたんでしょう。





そこら辺の質屋さんに山積みされているヴィトンのバッグではないんですね。

世界に一つしかない、母親から受け継いだバッグということです。


こうなると、ブランドなんて関係ないんですよね。

立派にオリジナルな・・・その人の個性を演出するアイテムになるんですよ。

これは私もビックリしましたねえ・・・


そして、もう一つわかったことがありました。

これはルイヴィトンに限った事ではありませんが・・・





という事です。


あくまで自然・・・

自然に使いこなす事が求められるという事ですね。

「高級品」という意識があると、それが仕草として表面にあらわれてイヤミに感じるからなんです。

でも、これってなかなか難しいよなあ・・・

なぜかというと、モノを大事にするという意識は、やっぱり必要だからなんです。


「これは高級品だから大事にする」 

と 

「自分の大切なものだから大事にする」


う〜ん・・・なかなか紙一重ですねえ・・・

このあたりは経験を積む以外、方法はないかもね・・・


ばい しんどばっと  ・・・・・2006/01/20より
ヴィトンのバッグって、どっかの学校の認定バッグなんですか?
「高級品」が「高級品」たるには、持ち主が「高級品」と思わない事が大切だ
つまり彼女にとって、ヴィトンのバッグではなく、単なるお母さんのお下がりバッグなんです。
ヴィトンのモノグラムバッグは、非常に難しいファッションアイテムの一つと言えると思います。
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