まず、はじめにここから行きましょうか。
ファッションを語るとき、イロイロなアイテムがありますよね?
コートだったり、ブラウスだったり、あるいは下着だったり・・・
はっきりいいましょう。
すべての既製品のアイテムで、良し悪しが一番バレるアイテムは、「靴」です!
理由は・・・そうですね。
まず、素材が「革」だからです。
これが一番大きなポイントじゃないかと思います。
靴は「革が化ける」って書くでしょ?
つまり、下駄は靴ではありませんからね?
ぽっくりもね?草履もです。
え?
「革靴だけが、靴じゃないだろう」って?
はっきり言っておきますが、革靴以外の靴は、「靴」ではありません!
少なくても「男のお洒落の世界」では、です!
よくお洒落に関するサイトを見ると、「コンバース・オールスター」を見かけます。( )
ジーンズに相性がいいから・・・値段が安いから・・・というのが、その理由らしいですね。
私に言わせてもらえれば、あれは「子供」の靴であって、「男」の靴ではありません。
「男」ならば、自分でお金を稼いでるはずです。
その「男」が少なくても、お洒落を目指すのならばです。
4000円の靴で満足するなんてのは、論外です。
じゃあ、いくらのジャケットを羽織るんですか?
いくらのコートを羽織るんですか?
ファッションはバランスです。
コートはお金を出すくせに、靴は安物なんておかしいでしょ?
靴はお金を出すくせに、コートは安物っていうんなら、私好みですけどね。
・・・いや、これ間違ってるから、やっちゃダミよ?
私好みっていうだけだかんね?
「コートにあまり興味の無いしんどばっと」です。
ペコリ。
さて、この「革」という素材。
カーフ(子牛)しかり、ラム(子羊)しかり、オストリッチ(駝鳥)しかり、クロコダイル(鰐)しかり・・・
良し悪しが、すぐばれてしまいます。
「革」という素材ほど、良し悪しがわかりやすい素材はないんですね〜。
これが「服」とは一番違うところではないでしょうか?
「綿」とか、「絹」では、普通の人は、なかなか良し悪しがわかりづらいんですね〜。
また意味合いもちょっと変わって来ます。
というのは、・・・そうですね、なんて言えばいいのかな?
「いい生地は、必ずしも良い生地と言えるものではなく、必ずデメリットもある」
ということなんです。
最も良い例は、着物の「大島紬」(おおしまつむぎ)です。( )
「大島紬」は、使用している糸が細ければ細いほど、網目が細かくなり高価になります。
つまり、糸が細ければ細いほど、「良い生地」というわけ。
しかしです。
私は、呉服問屋に行って、10万〜200万くらいの大島紬の反物を並べた事がありますが、
一番見た目に綺麗な大島紬は、100万前後くらいの大島です。
はっきり言って200万の大島紬なんてやぼったくて、大島紬とは全然わかりませんでした。
これは、糸が細すぎて、大島紬独特のシャッキリ感が全く無くなるからなんですね〜。
また、細い糸を使うと言う事は生地が薄くなる・・ということです。
薄い生地の方が、たしかに軽くて肌触りも良いんですが・・・
弱いんですよ。
タフじゃないんです。
つまり、良し悪しなんですね〜。
服の生地というものは。
良い素材なら、100%良い・・・とは、言い切れない部分があるんです。
ところが、「革」は違います。
オストリッチなら、イボの並び方ですぐわかります。
きれいに、均一に並んでいるほど、いいオストリッチです。
クロコダイルなら、ウロコの揃い方で、すぐわかります。
揃っているウロコのところが、高価なクロコダイルです。
ラムなら、柔らかさとなめらかさで、すぐわかります。
光沢感があって、傷のないものが高いラムです。
つまり、良い悪いがはっきりしているんです。
悪い革が、良い革に勝ってる点など、何一つありません。
優劣がはっきりしてるんですね〜。
え?
「革のことを言うなら、鞄(かばん)だってそうじゃん?」
そうですね〜。
鞄も「革が包む」って書きますモンね〜。
鞄も良し悪しが、バレやすいアイテムだと思いますよ?
ただし、革のバッグはね?
エルメスのバーキンなんて、100万するからねえ・・・( )
なんで?(笑)
ま、靴で100万する靴なんて、ありませんから、ご心配なく。
「良し悪しがすぐわかる」ということは?
「ごまかしが効かない」ということなんです!
ごまかせないんだったら、どうしようもないじゃん?
「足元を見られる」っていうのは、「ごまかせない」って意味もあると思いますよ?
旅館とか泊まるとね?
お客さんを密かにランク付けしてるんだって。
客人のどこを一番見てるかって言うと・・・
「靴」を見てるらしいよ?( )
ばい しんどばっと 2005/7/17より
1:「靴」は良し悪しがすぐバレる。
---ファッション論考---
・・・リンクマップ・・・
Link map
し ゃ れ ど う
8:・・・
9:・・・
10:・・・
コンバース・オールスター
ここ5年恐らく日本で、
最も売れていると思われる靴。
背後にあるのは、
バスケット漫画の隆盛と、
ABCマートの販売力、
そして、デニムの全盛か?
なるほど・・・売れる理由は
良くわかります。
たしかに良く出来てる。
男も女も履ける、
画期的な靴です。
注1
注1
大島紬(おおしまつむぎ)
大島とは、奄美大島の事。
日本で、恐らく
最も人気のある紬(つむぎ)かと。
独特のしゃっきり感があり
昔は高級品の代名詞だった。
だいたい・・・そうですね
20〜150万くらいが相場。
まあ、ピンキリですね。
ちなみに、普段着だからね?
紬(つむぎ)って。
別名、黒いダイヤ
・・・黒マグロと一緒だね(笑)
黒くて値段が高けりゃ
なんでも、「黒いダイヤ」?(笑)
注2
注2
エルメスのバーキン
エルメスといえば、
「バーキン」か「ケリー」
といわれるくらい
エルメスを代表するバッグ。
恐らく、世界最高の
オストリッチを使ってますね。
・・・けど、たっけえなあ・・・(笑)
注3
なんかさあ・・・
「キャバ嬢が腕時計見てる」
ってのと似てるよね(笑)
まあ、服装だけ見てるわけじゃ
ないと思うけどね(笑)
注4
注3
Shoes
---靴談義・「靴」は良し悪しがすぐバレる---
注4