３：月１５万の男

この前、テレビを見ていた時のことです。

夜の１０時くらいだったかな？

ある少年を取り上げていたんです。

ど～いう少年かと言うとですね～～・・・

年齢が１７～１８歳くらいの高校生。

月１５万円も、お小遣いもらってるらしいんですよ。

んでもって、その１５万円が、どこに行ってるかというとですね～・・・

裏原宿（　　　）で、服代に消えていっているんですって。

両親は何やってるかと言うと、普通のサラリーマン。

正直そんなに綺麗じゃない、賃借マンションに住んでいました。

で、親曰く

「この子のお洒落に賭ける情熱を信じたい」

んですって。

で、子供曰く

「いや、普通なんじゃないんですか？」

ですって。

私はもう、あっけにとられましたね。

こんなバカが、いるのかって。

いや、正確にはこんなバカ親子と言った方が正しいですね。

イチイチ一個一個取り上げていくのは、メンドくさいので、要点だけ言うとですね～

と言う事ですね。

お洒落には、基本ってものがあります。

その一つに、こういう原則があるんです。

というものです。

一円も自分でお金を稼げない男が、いい服を着てそれがカッコいいんですか？

困った事にカッコいいと思っちゃってるんですよね～。

この馬鹿親子は。

私もこの事について、あまり偉そうなこと言えませんがね。

てへ。（　　　）

しかし、身分不相応でも、一応私の服装のお金は、全て自分のお金で買ったものです。

親からも誰からも、恵んでもらったお金ではありません。

強いて言えば、お客さんから恵んでもらってますね。

全く、お客さんは神様ですよ。すりすり・・・

こほん。

その・・・服装のセンスうんぬん以前に、人間としての常識が無いんですね～。

人間としての常識が無い人間が、かっこいい服着て、それで何かなるんですかね？

私は服装ってのは、つまるとこ「掛算」だと思ってるんですよ。

ゼロにいくら掛けても、ゼロでしょ？

つまり中身の無い人間が、いくらお洒落しても意味無いってことなんです。

マイナスに掛けたら、マイナスが膨らむでしょ？

つまり、ダミな人間がお洒落したら、ますます反感を買うってことなんです。

よ～するに、元々中身がプラスな人間を手助けする・・・・

それがお洒落だと思ってるわけですよ。

私は。

小手先のダマシのテクニックではないんです。（　　　）

こういう子供って、正直かわいそうだと思いますね・・・

ど～するんですかね？この先？

親が仕事クビになったら、ばあちゃんの年金代を服代にでも、あてるつもりですかね？

一回、月１５万のお小遣いなんかもらっちゃったら、後戻りできないだろうなあ・・・

私が子供だったら、やっぱり１５万円もらっちゃうでしょうね。

親が悪いんですよね～、これって。

他人の家のことは、ほっとこうとも思いましたが、他人事ではありません！

いい服着てたら、こんなバカと同列に思われちゃうじゃないですか！

失敬な！

バカはバカでも、「おバカ」なんです！

私は！

はっきり言っておきます。

自分でお金を稼げないのに、高い服着るなんざ、バカのやることです。

借金王の中村うさぎ先生だって、なんだかんだで自分のお金で買っているのです。

アノ人は、本当は年収凄いんだかんね！！！（　　　）

たとえ、親が金持ちだとしてもだよ？

「いや、金持ちなのは、親で私じゃないから」

こう言える人間にならなきゃ！

ましてや、親が普通のサラリーマンで、月１５万もらって良い服買ってだよ？

まわりがカッコイイって思ってると思ってるのかね？

思ってんだろうね～。

たく、救いようが無いなあ。

実際は軽蔑されてるだろ～に・・・

イタイ、イタイ。

ど～せ子供時代にいい服買ったって、大人になったら着れないから、止めておいたほうがいいよ？

流行も違うし、身長も伸びてるし、自分の髪型もちがうし、雰囲気も違うし。

え？

今も着てるって？

ま、物を大事にするってのは、イイコトだけどね。

ばい　しんどばっと　　2005/7/15より