６：いまどきの男

さて、よくいる「いまどきの男」っていますよね。

ええ、いかにも流行を着てる男です。

まぁ・・・わかりやすい例で言うと・・・

ですね。

私は嫌いです。

理由は簡単。

私より、カッコいいからです。

いや、違う。

いや、違わないんだけど、違う。

私は、あんまり流行を追いません。

「流行を追っていると、いくら金があっても追いつかない」からなんです。

私は正直、そんなに給料貰ってませんから、良い服や、良い靴はそんなに買えません！

ですから買った服は１０年は着れなければいけません！

ま、流行を追おうとも思った事ないんですがね？（つよがり）

つまり、いかにも流行を追っている男は、私の目の敵にされるってわけ。

もう、人切り伊蔵のようになります。

あれは、半年ほど前のことです。

さてその日、私は池袋を目指し、Ｐ駅にたたずんでいました。

電車のドアが開き、中に乗客はまばら・・・

さあ座ろうかな？と思った時の事です。

ええ、いたんです。

流行をバリバリに追っている男が。

しかも二人。

二人とも、年齢は、３０歳くらい。

つまり同年代。

綺麗目の黒地にストライプのきいたジャケットを羽織り、　

インナーは白地にストライプのきいたシャツを第３ボタンまで空けて、　

全部パンツに入れず出してます。

シルバーのネックレスをして、　

ボトムスはバラのペイント付きクラッシュジーンズ　　

んで、靴はコンバース・・いかにも汚れた感じのね？　

横の男もいかにも某男性雑誌のような格好・・・。

夏でもないのに、グラサンなんかしちゃって・・・　　

私は見た瞬間

ときました。

ええ、気に入りません。

何が気に入らないかって？

イロイロです！！！

ちょうど、その日の私は、仕事のバリバリスタイルでした。

普段日は服や靴を休ませますので、ホントは普段はけっこうテキトーなんです。

休日まで、良い服着れるかっつ～の！

汚れに気を使わなきゃいけないし、めんどくさいったら、ありゃしない。

私はドンっと二人の真正面に座り、足を組んで、足首を２、３度プラプラ・・・。

テストーニのブラックラベル、履いてましたからね。

これで、先制攻撃です。

ジーンズはジョセフのジーンズ（白系）

ＴＡＫＥＯの青シャツにＴＡＫＥＯの青ネクタイ。

イタリア直輸入の白の綿ジャケット。

ベルトもテストーニ。

前の二人組のように、ボタンを開けてだらしない様相は、一切ありません。

シャツも全部パンツに入れて、ネクタイも曲がっていません。

正統派のコンサバスタイルです。（そうかな？？？）

で、二人組をチラリ。

しかも、「忍者ハッタリ君」スタンド発動！

これを発動すると、たちまち自信に満ち溢れた雰囲気を出す事ができます。にんにん。

　

１５秒も経たないうちに、二人組がそわそわしだしました。

自分達の服装をチェックしています。

あ～あ・・・ちゃんと「自分」ってもんを持ってないから、そ～なるんだっつ～の・・・。

どんなカジュアルファッションでも、３０歳を超えて、汚らしい身だしなみなど、論外中の論外です。

それは、もう個人の趣味ウンヌン以前の話なわけですよ。

社会人になった男は戦士です。

たとえ休日といっても、イツ上司に会うか分からないし、お客さんに会うかわかりません。

完全なオフなんて、現実には存在しないのです。

「プライベート」なんつ～甘ったれた考えは、捨てなさい！

ましてやコノ男達は、きったない靴履いて、そのくせ上着は高価なジャケット・・・

しょ～じき、よくわからん・・・

逆なら許す（良い靴履いて、イマイチな服を着る）

理由？

そもそも良い服なんて、ホント～は着なくていいんです。

だけど、良い服を着る以上、良い靴を履かきゃダメでしょ～が！

でも、良い靴を履くってのは、たとえ良い服着て無くても、許されるんです。

何故かというと、良い靴を履く行為は、自分自身の健康につながるからです。

つまり、「着飾る」という行為ではなく、「身を守る」という行為になって、正当化できるんです。

例えて言うと、ユニクロを着て、Ｊ・Ｍｗｅｓｔｏｎ　Ｇｏｌｆ　を履くのは、カッコいいけど、

Ｄ＆Ｇのクラッシュジーンズ着て、コンバース・オールスター履ける？履けないでしょ？

履けると言った、アンタはダメ！失格！ジーンズが泣いてるよ～ん！

ま、このＨＰ見てる流行にうるさい男の子は、注意してね？

あなたの前にいる、時代遅れのおっさんが、そうかもよ？

え？

二人組に、喧嘩売ってるだけじゃないかって？？？

言われてみれば・・・それもそうね・・・

てへ。

ばい　しんどばっと　　・・・・・2005/8/5より