ある、サイトを見たら、こういったクダリを見ました。




と。

私の意見としては、




といったところでしょうか?


究極的な話、プロのスタイリストを雇えば良いわけですからね。

本当に身なりを良くしたいならね?


さて、ではお金をかけたら、本当にお洒落になれるのでしょうか?

私はなれると思います。

但し、お金だけではなれません。

やはり学習しなければね。

これも、世の常識ですよね〜。


さて、では、お金をかける人と、お金をかけない人。

一体どこに差が出るのでしょうか?

私なりに考えを述べてみたいと思います。


高価なモノと安価なモノ。

一番違うのは、





では、ないでしょうか?


10万のスーツと、1万のスーツがあるとします。

私は正直言って、1万のスーツを自信を持って、着る自信はありませんね。


すると、挙動不審になるんですよ。

そうなると、もう空気が違ってきます。


一つ、実際の話をしましょうか。


ある日、メーカーのお兄さんが二人来たんですよ。


一方のお兄さんは、いつも来ている上司のお兄さん。

服にお金をあまりかけませんが、いつも自信たっぷり。

実際、かなりなお洒落さんです。


もう一人のお兄さんは、新人です。

はじめて来たので、オドオドしてます。

正直、流行のファッションでしたが、そのビクついた態度は、小物ぶりを思わせました。


しかしです。

僕は、その新人さんの足元を見て、びっくりしました。



















以上、私の思考回路・・・・かかった時間、2秒弱


「おにいさん?随分、良い靴履いてるね?サントーニ?しかも、グッドイヤーだね?」

すると、この新人さん、パアッと顔が明るくなりました。





んでもって、彼の自己紹介の始まりです。

自信たっぷりに、自分の身の上話を始めました。

もう、前のオドオドした態度は、どこへやら。

立派なお洒落さんに、変身です。


逆に上司のおにいさんは、立場ナッシング。

もう、完全に負け犬状態です。

うつむいて、下向いてます。

3万の靴でも、別にいいんだけどね?。

ばっちりキマッテいるんだから・・・。

でも、そうじゃないんだよなあ・・・わかるよ、その気持ち・・・。





これは、ある意味正しいのです。

しかし、世の中そう単純じゃあありません。







これが、真実だと思いますね。


なぜなら、センスというものは、人それぞれで違うからなんです。

その人がお洒落かどうか。

それは、あくまで他人が決める事です。

ですから、センスというものは、非常にあいまいな基準といえます。


その点、金額は数字がはっきりしています。

すると一旦、自信が揺らいでしまうと、その「数字」に頼る・・・というか、逃げてしまうんですよ。

そこで「劣等感」「優越感」が出てくるんです。

「金額を聞いたら、見る目が変わる」って、ありますよね〜。


まあでも、「真のお洒落」は「劣等感」や「優越感」を超えたところに存在するんですけどね。

私ですか?

マダマダですよ(苦笑)


どうです?

あなただって、10万のスーツで、自信たっぷりで合コン行ったとしてもですよ?

横のお兄さんが、









って言われて、腕時計がパテックフィリップ・カラトラバだったら、凹むでしょ?

それが、人間ってモンですよ。


つまり逆も真なりで、コレだけの装備をしたら、誰でもそれなりにお洒落になれると思います。

え〜と・・・いくらかかるの?コレ?


ブリオーニのス・ミズーラのスーツ、100万円

ブリオーニのネクタイ、5万円

ブリオーニのシャツ、5万円

ヒロ・ヤナギマチのビスポークシューズ、30万円

パテックフィリップ・カラトラバ、150万円





お買い物は、○スターカードで・・・

は、やめてください。

現金でおねがいします。

手数料さっぴかれますんでね、小売店は。


ばい しんどばっと 2005/6/8改定
「いやこのスーツ、今日のタメにブリオーニ行って、ス・ミズーラ(仕立て)してきたんだよねえ。

 ネクタイも、シャツもついでにセットアップしたんだよ。ああ、銀座の直営店でね?

 靴もさ?神宮寺のヤナギマチさんに特注で作ってもらったんだよ。メチャ履き安いんだ!」(   )
(黒のストレートチップのフルブローグ・・・

 しかも、グッドイヤー製法だ・・・

 プロポーションは明らかに、メイド・イン・イタリア・・・

 オイオイ・・・てことは、ステファノ・ベーメルか、ラッタンジか、サントーニかってこと?

 でも、このプロポーションはベーメルじゃないなあ・・・

 まさかラッタンジってことは、ないだろう・・・

 ということは、サントーニか?

 でも、サントーニのグッドイヤーを、このオニイが買えるかあ?)(   )
詳しく解説しましょう。

ストレートチップ
革靴のトゥ部分が
ストレートな直線で別れるのが
ストレートチップ


フルブローグ
ブローグとは、飾り穴の意味。
元々は、水に対する耐性の為に
つけた穴飾り。
フルブローグとは、このブローグの数が一番多い場合の名称


グッドイヤー製法
機械縫いの製法の一種。
インソールに負担がかからないため、
何回でも、底革を張りなおせる。


メイドインイタリア
これは、靴を見慣れたら
わかるようになります。
イタリアブランドで、
グッドイヤー製法の靴は
限られています。
フェラガモをはじめ、
ほとんどがマッケイ製法の靴です。


ステファノ・ベーメル
イタリアの紳士靴高級ブランド
値段帯は、10〜20万


ラッタンジ
イタリアの紳士靴高級ブランド
値段帯は、20〜30万
イタリアの高級既製靴ブランド
の双璧をなすのは、
このベーメルと、ラッタンジ


サントーニ
イタリアの高級既製靴ブランド
かなり器用なメーカーで、
いろいろな靴を作る。
サントーニの既製靴は、
製法で値段が違います。
マッケイなら5万くらい
ベンティベーニャなら7万くらい
グッドイヤーなら10万くらい
ノルベジューゼなら15万くらいです。
今の不景気な時代、
サントーニの靴で売れるのは、
マッケイがほとんど。
グッドイヤーは、
ほとんど売れないそうです。
私がびっくりしたのは、
おにいさんが、履いてた靴が
サントーニの靴だからではなく、
サントーニの靴で、あえて
グッドイヤーを選んだことにあります。
この新人さんの靴に対する
気合の入りようがわかりますよネ。
「買えるかあ?」は金額ではなくて
心意気という意味です。
まちがわないようにネ(笑)
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またまた、解説しましょう。

ブリオーニ
既製服スーツで
世界最高額のイタリアブランド。
既製スーツで50万
仕立てスーツで100万
有名なのは、国連の
アナン事務総長のスーツがそう。
日本には銀座に直営店
新宿伊勢丹に支店があります。


ス・ミズーラ
仕立て服の意味


ヒロ・ヤナギマチ
渋谷区神宮寺にある、
ワールドフットウェアにいます。
日本を代表する靴職人の一人。
大体、20〜30万くらいします。


パテック・フィリップ
機械時計の高級ブランド
主にドレスウオッチが多いですね。
カラトラバは、パテックの代表作。
竜頭(りゅうず)を開発したことでも有名なメーカーブランドです。
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し ゃ れ ど う
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完全無欠の最強装備、その安心感、プライスレス!
「わかりますう?」
「センスが同等なら、金額が多いほうが勝つ。

センスで負けても、多少の差ならば、金額で逆転できる。」
「お洒落に金額は、関係ない。あくまでセンスの問題だ。」
「お洒落かどうかは、結局どれだけ服装にお金をかけたかどうかで決まる」
「それは、どこの世界でも、ある程度はそうじゃない?」
「その服を着ている当人が、どれくらい自信を持ってその服装をしているか?」
1:TPOという考え方
2:チャールズ皇太子はお洒落か?
3:ウィンザー公が伝説になる理由
4:「エレガンス」と「カジュアル」
5:経済力と、お洒落の関係
6:ダイエット大作戦
7:忍者はったり君
8:「顔」も大事
9:女性と男性の見解の相違
10:女性には勝てない?
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