コーデュロイですかあ・・・
今年のミセスの流行は、ベルベットとコーデュロイと言われています。
・・・しかしねぇ〜・・・
さて、このコーデュロイは、世間一般にあまり評価されてないと思います。
評価されてない理由は、
といったところかなあ・・・
私も確かに、コーデュロイのシャツ持ってますけど、あんまりお洒落な感じはしませんね。
着てても。
いかにも、実用的な服を着ている感じがします。
服地(テキスタイル)の世界では、縦の方向に走る畝(うね)をコードといいます。
コードというのは、よく電気製品のコンセントにつなぐ線に使われる言葉ですよね。
糸よりも太くて、ロープより細い糸のことです。
さて、このコーデュロイは、英語に直すと [Corduroy]
んでもって、これはフランス語で、王様の畝という意味のコール・デュ・ロワ[cor de roi] からきたもの・・・
そうなのよ!
コーデュロイって、実はけっこう偉そうな服地(テキスタイル)なのよ!
そこのアンタ!
舐めてたでしょ!コーデュロイを!
馬鹿にしてたでしょ!コーデュロイを!
へえ〜・・・王様の畝ねえ・・・
私も知らなかったですな、こりゃ・・・
昔、王様の城の番人にこの布地の服を着せたところ、
非常に美しく立派に見えたので、このように名付けられたというのが語源・・・らしいです。
ただ、コーデュロイが高級感が無いわけじゃないのは、わかります。
だって、使っている糸は多いですもん。
コーデュロイに限らず、冬の綿の服地(テキスタイル)は、起毛している服地が多いですよね。
これは経糸(たていと)か、緯糸(よこいと)どちらかをチョン切っているわけです。
で、そのチョン切った糸が起きて起毛しているってわけ。
勿論、織っている糸をチョン切ったらバラバラになりますから、そんなことはしません。
ちゃんと起毛する分の糸を最初にちゃんと織り込んでいるんですね。
で、それをチョン切るってわけ。
ですから服地(テキスタイル)としては、けっこう贅沢な生地ってわけです。
使ってる糸が多いわけですからね。(二回目)
コーデュロイは大体、細い畝は、シャツに。
太い畝はパンツや、ジャケットに使われることが多いです。
私は、昔田舎に住んでましたから、
例えば、黒の毛(ウール)のコーデュロイの太めのパンツにですね〜・・・
ダボっとしたかぶりを着てたら・・・
すぐヤクザを連想してしまいますね。
そう考えたら、あまり良い感じはしないなあ・・・
服地(テキスタイル)というのは、偏見かもしれませんが・・・
チノ然り、このコーデュロイ然り・・・です。
つまり、お洒落というイメージから、離れるってわけ。
なぜかというと実用的だから。
実用的な服地(テキスタイル)は、すぐに量産されてしまいます。
希少価値に欠けるんですな、はい。
ファッションは虚飾・・・か・・・
あながち間違っては、いないかもね・・・
ばい しんどばっと ・・・・・2005/10/27より
・・・リンクマップ・・・
---ファッション論考---
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し ゃ れ ど う
Textile
---服地・綿:コーデュロイ---
5:綿:コーデュロイ・・・冬の綿服地の代表格
織り方
Textile
8:綿・サッカー
9:綿・ローン
10:綿:ガーゼ
11:綿:オーガンジー
12:毛・フランネル
13:毛・ウーステッド
14:毛・ツィード
15:絹・サテン
16:絹・絞り
17:絹・ちりめん(一越・二越)
19:ポリエステル:シルック
20:ポリエステル:パワーネット
Textile1:
1:ペイズリー
2:ヘリンボーン・ジャガートゥース
3:アニマル
4:トロピカル
5:アーガイル
6:水玉(ドット)
7:ストライプ
8:ボーダー
9:チェック
10:市松
模様(柄)
すみませんっ!舐めて馬鹿にしてました!(自己申告)
注1
コーデュロイ
実は私もコーデュロイのシャツ持ってます。
たしかに難しいんだよね・・・
コーデュロイをお洒落に着るって。
どうしても、ちょい野暮になるんだよなあ。
あと、ジーンズには、
なんとなく合わないんですな。
ちくっとおとなしい気がします。
感覚的に、なんとなくですが・・・
ネルシャツみたいに派手じゃないんですな
ジーンズに合わない・・・
それがコーデュロイが
低迷してる要因だったりしてね(笑)
え?王様???
1:なんとなく安っぽさを感じる。
2:ゴワゴワして、着づらい。
3:イメージ的にお洒落な感じがあまりしない。ぶっちゃけ肉体労働者の作業着な感じがする。
実用的であれば、実用的であるほど、不遇な扱いを受けている気がします。