１８：エクセーヌ

さて、最近ＮＨＫの「プロジェクトＸ」（　　　）で、

「東レの［エクセーヌ］の開発スタッフ」をやっていましたね。

番組では、主に開発スタッフの苦労話を中心とした構成だったので、

［エクセーヌ］自体には、あまり話題がありませんでした。

しかし、これは非常にもったいない話だなあ・・・と思って見てたんですね？

なぜなら、この［エクセーヌ］

現代のファッションを、ある一面で、象徴する服地だからです。

さて、この［エクセーヌ］というものは、何なのか？

あまり、一般的には知られてないかもしれませんね。

一般的には、「人工皮革」と呼ばれるものです。

まあ、人工皮革といっても　いろいろあるんですが、このエクセーヌの驚くべきところは、

「本物のスエード（革）より、品質がいい」　という所なんです。

普通、どの世界でも「模造品」は、「本物」より、品質が落ちるのが常なんですが、

この［エクセーヌ］。明らかに、本物以上なんです。

アメリカのタイム誌が　「アダムとイブのイチジクの葉以来、世に出た最も画期的な素材」

な～んて、書いてみたり・・・

ま、ぶっちゃけ、そこまで凄くは無いんですが・・・

では、この［エクセーヌ］　どこがそんなにいいの？って話なんですが・・・

それは、次回に続く・・・と言う事で。　　・・・・・2005/3/17より

最近の昔、私があるデパートを、散策してた時のことです。

「ん？」と思って、あるジャケットを手にしたんですね？

一見、普通のジャケットと　思ったんですが、手にとってビックリ！

スエード（革）ジャケットだったんですね。

「いや・・・でもこれ・・すごいスエードだなあ・・・\300.000くらいかな？」と思ってみたら、

たったの\60.000くらい。

「んな、アホな・・・俺も目がおかしくなったかな？」

と、製品表示を見たら、それが人工皮革エクセーヌでした。

売り子のオニイのプレッシャーを感じながら、買うか、買うまいか、悩みましたよ、ホント。（　　　）

もちろん、エクセーヌが全ての面で、スエードより、優れているか・・・というと、それは違います。

まあ、そもそも、スエードという素材が、非常にメンドクサイ素材というのも、あるんですが、

このエクセーヌ。　

薄い、なめらか、しわにならない、値段は安い、色も豊富、においがしない、管理も楽・・・

強いて欠点はといえば、本物のスエードより、長持ちしない（おそらく１０年もたない）程度。

しかし、値段を考えると、こんな欠点　吹き飛ぶ・・・というより、

［エクセーヌ］以上の、質感のあるスエードが、そもそも世の中に存在しない・・・。

では、このエクセーヌが、現代のファッション事情と　どう関係するのか？

それは、明日の話。　　･････2005/3/17より

「進化しすぎた科学技術」

長々と二日間書きましたが、結局これが言いたかったんですね～

そもそも、昔は「値段が高い服＝いい服」といった、しっかりした構図があったんです。

たとえ、縫製の大量生産システムが、あったとしても、です。

「いい素材とは、天然繊維で、一本一本、繊維が長く細い」という定義があり、

この定義が確立されている以上、大量生産で縫製ができたとしても、

いい素材の量が、限定されていますからね。

化学繊維の出現以降も、それは続きました。

「しょせん、化学繊維なんてものは、安物で、一番の高級素材は、やっぱり天然だ」　と

しっかああ～～～し！

ココに来て、科学技術の進化は、天然素材を追い越しつつあるんですね。（追い越したかな？）

その最たる証明が、東レ［エクセーヌ］なんです。

こうなると、もう　わやくちゃ。

なにがなにやら、わかりませんな。全く。

値段の安い素材のほうが、高い素材より、品質が良いとなると・・・・（　　　）

「値段の高い、安いより、自らの目と、知識がものさしになる。」

そんな時代が、ファッション業界にも、到来したという事なんですね～。・・・・・2005/3/18より

天然素材と、化学繊維・・・

この二つの問題は
語ることが
まだまだ、いっぱあ～い
あるんですが・・・

とりあえず、まだ
天然繊維の方が、
良いとされてますね

おいおい書いていきますよ。

しかし・・・あれですね・・・

時間に余裕ないと、
ギャグ言う暇も、ないね（笑）