６：ネル

ネル　だけでは、わからない人もいるかもしれませんね。

ネルシャツってあるじゃないですか？

あれに使ってるのがネルです。

平織、綾織、または朱子織の片面あるいは両面に起毛した綿織物ですね。

イギリス・ウェールズ語の毛という意味の［グランネン］が語源です。

平織・綾織・朱子織の３つのことを

と言います。

ジャージやニットは置いといて、服地（テキスタイル）は、全てこの３つのどれかに属します。

ええ、必ずです。

私が思うに・・・どの織り方でもいい服地（テキスタイル）って珍しいんじゃないかなあ・・・

ネル以外、無いような気が・・・

さて・・・

ネルは暖かいです。

んでもって価格が安いですね。

基本的には、庶民感覚の服地（テキスタイル）といっていいんではないでしょうか。

これは要するに、ネルには良い綿（コットン）を使う必要がそもそも無いからなんです。

ネルはあのざっくりというか、ふわっというか、そんな感じが勝負です。

つまり太い糸使ったほうが、案外良い感じに仕上がるってわけ。

糸というのは、太ければ太いほど安価になりますからね～。

ちなみにこのネルの起毛感は、生地を引っかいて起毛させます。

シャーシャーとね？

面白い話としては、植物のアザミってあるじゃないですか？

アザミの実は棘（とげ）があるでしょ？

あれで引っかくとキレイに起毛するんですって。

私はてっきり機械で引っかいてるとばっか思ってましたけどね～。

さて、このネル・・・

何と言っても有名なのはネルシャツです。

基本的にネルシャツというのは、アメリカン・カジュアル・・・

つまり、ジーンズとのセットですね？

これが多いですね。

ちょっと大きめかつ、派手目なチェック模様が多いですね。

これは何故かと言いますと、ネルが極めて毛（メリノ・ウール）に似ている雰囲気があるからです。

フランネルってあるじゃないですか？

毛（メリノ・ウール）の極めて代表的な服地（テキスタイル）です。

あれにすんごい似てるんですよね～。

ですから、このネルはタターンチェック柄や、マドラスチェック柄、等等・・・

チェック柄が多いような気がしますね～。

感覚的には女性的というよりも、男性的と言った感じですか？

さてさて・・・

このネルシャツは、最近になって注目（？）されています。

そう！

何と言っても、ジーンズにネルシャツのコンビといえば？

って・・・

っかしいなあ・・・

ど～して、ネルシャツにジーンズが秋葉系なんだろ・・・

元々、ネルシャツ+ジーンズ+スニーカーの組み合わせは、定番中の定番なアメカジです。

主に、カントリースタイル・・・

アメリカのパパ的なイメージなんだけどなあ・・・

いや・・・別に学生が着ても、良い感じになるんだけどなあ・・・

どこで、どう間違ったんだろ・・・

秋葉系の人って・・・

ん～・・・わからんちん・・・

一つだけ言うなら・・・

ネルシャツって、あんまり小粒で、地味な柄より、

左の写真みたいな、ちくっと派手でアメリカンな柄の方がかっくいいと思いますな。

秋葉系の人って、地味な性格してるから、地味な模様を買っちゃうのかなあ・・・

秋葉系の人？

ネルシャツは基本的にアメカジです。

アメリカンによそおいまっしょい！

ばい　しんどばっと　・・・・・2005/10/27より