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し ゃ れ ど う
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服の色について
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「春はダメ」だが、「秋はいい」

これって、ナンダと思います ?

え?食い物屋さん?

う〜ん、惜しいですね・・・いや、惜しくない。

正解は「流行色」です。







というわけで、今回は前回の続き・・・「流行色」について、もうちょっと・・・というわけです。

理由を述べましょう。

「流行色」というのは、前述 5:最近の流行色事情 で述べたとおり、前もって決まっています。

これには、服の製作現場からの意見、消費者の意見、双方の事情があるんです。


まず、製作サイドから。

手の凝った服は生地集めから始めますので、どうしても時間がかかってしまいます。

普通は、半年前から製作するのがふつうです。(   )

デザインの起こしはさらに半年前。

つまり、一年前に考えられた服を我々は着てる・・・というわけです。


すると、ある一定のコンセプトを打ち立てねばなりません。

その時ファッション業界である程度の統一行動をした方が、わかりやすい・・・ということなんです。

不景気な現在では、大きなバクチを出来ない・・・という事情もあります。

つまり有名ブランドのモノマネです。(   )

すると、どうしても似たり寄ったりの服になる・・・ということになって、それが「流行」となるんですね。


次に消費者の事情です。

消費者は、なんだかんだいって、「新鮮さ」を求めています。

人間てのは、飽きるんですよ。

同じ服ばっかりは、イヤなんです。

ですから、「流行を発信して欲しい」という欲望があるんですね〜。


まあ、結局、踊らされているのか、躍らせているのかわかりませんな、こりゃ。





これって、名文句だよね〜。(   )

踊りってのは、踊ってる本人が一番楽しいモンねw

さて、そんな「流行色」なんですが、もちろん、季節ごとに打ち立てる色は違います。


流行色は、パリコレなどのコレクションを基本にしていると言いましたよね?

服のコレクションは、基本的には、SS とAWの年二回です。

SSとは、Spring(春) とSummer(夏)の略。

AWとは、Autam(秋) とWinter(冬)の略。

つまり、春と秋で、二回 「流行色」はあるということなんですね〜。


さて、春に流行る色は、大体決まっています。

ピンク、イエロー、パステルグリーン、マリンブルー、等等・・・

つまり、春を連想させる花の色とか、海や若葉を思い出させるパステル色です。

んでもって、この色って・・・


そう、日本人には、似合わないんですね〜。

「流行」にダンシングする若者は、まだしもです。

お洒落に老練な方は、ひっかからないんですね〜。

この「流行色」に。

「わたしには、似合わないわね」と言って、サッサと自分に似合う色の服に手が行くんです。

また、服に興味の無い人は無難な色を選びますから、この手の色は買いません。

白とか、黒とか、茶とか・・・まあコンサバな色に手が行くでしょう。


つまり、流行らないんです。

新聞や、雑誌てのは、しょせんファッション業界の宣伝道具ですからね〜。(   )

例えば・・・





こ〜んな事、絶対書きません。

ピンクの服が売れ残っちゃうじゃないですか!

こんな事書いたファッション雑誌は、真っ先にアパレル業界から消されます。

マスコミは真実しか書かないなんてのは、ウソッパチなのです。

彼らは、しょせんのところ、

「いかに自分達の本を売るか?」とか「服触メーカーから、広告料をふんだくるか?」

しか考えてませんから、逆にこう書きます。







・・・

何が言いたいんですか?コレ?

つまり、         ってことですか?そうですか・・・・


さて、ところがです。

秋は違うんですね〜。

秋に流行る色も、これまた大抵、決まっていますよね。

ボルドー、茶、黒、紺、紫・・・・・・

大抵、暗めの色が選ばれますよね。


そうです、日本人に合う色です。

これは、大流行はなくても、まずそれなりに流行ります。

つか、普通に作っても、それなりに売れる色なんです。

で、お洒落な人は、自分が普段着て無くても、この辺りの色はそれなりに似合いますから、

「あ、これ今年流行ってるから、着てみようかな?」

と思うことが出来ますし、

普段、お洒落してない人は、元々この辺りの色を買ってますから、売れる・・・と。

はい、つまり「流行」するんですよ。(   )


「春はダメ」だが、「秋は良い」


わかってくれました?

ちなみに、私・・・

今年、ネクタイにピンクと水色を買いました・・・(   )

ええ!もう踊ってますよ〜!!!

腰振って、声だして、フィーバー!!!






え?俺はアホじゃないって?

テレビで踊るアホを見てるって?


ばかだなあ・・・

所詮(しょせん)は、短(みじか)くも儚(はかな)い人生・・・

どうせ死ぬなら、踊らにゃ損よ?


ばい しんどばっと・・・・・2005/6/21より
これは、生地の関係があります。
デザイナーが渾身込めた服は、
半年前から受注しなければ、
間に合いません。

ちなみに、レディースの5000円の
服なんかは、1週間で出来ます(笑)

このことは、また別の機会で
詳しく語ります。
注1
今、アパレル業界で、
一番の問題といってもいいのがコレ。

もう、コピーしまくりですから!
後に後述します〜
注2
これは、阿波踊りのお調子ですねw

徳島でお盆の時期にやってます。
今年は8・11〜16までですね。
一回見に行ってみたら?(笑)
注3
う・・・ちときつかったか?
まあ、これはしょうがない一面も
あるんだけどね。

ホムペでもそうだけど、
「ケナス」という手段は、
現代の日本では
否定的に見られるからね〜。

でも、悪いものは悪い(笑)
注4
注4
実は、「流行」という言葉は、
ファッションでは難しい表現です。

「たくさんの人が着た、売れた」

これは、もう流行では無い・・
という意見もあります。

「たくさんの人が着る前に、
 いちはやく着た」

こっちが流行という意見もあります。
念のため。
注5
今年のメンズは水色とピンク!
凄かったですね〜。
ニュースキャスターも
みんなネクタイは、この色ね(笑)

ま、5人に一人くらいかな?
ちゃんと締めれてる人は(笑)
注6
注5
注6
「春色は、流行るといいつつ流行らない」

「秋色は、流行るといわれなくても、それなりに流行る」
踊る阿呆に見る阿呆♪ 同じアホなら、踊らにゃそんそん♪
「今年はピンクが流行るって言ったけど、実際は流行ってないよ?てへ」
「全部買え」
あっそれ♪ 踊るアホウに見るアホウ♪ 同じアホなら踊らにゃソンソン♪
注1
注2
注3
1:基本6色?(笑)
2:「髪の色」で考える
3:「肌の色」で考える
4:「雰囲気」で考える
5:最近の流行色事情
6:「春」はダメだが、「秋」はいい?
7:「ブランド」を利用する
8:「柄」をうまく使いこなせるか?
9:「虹色の男」を目指して・・・
10:そもそも「色」とは?
Coller
---服の色について・「春はダメ」だが「秋は良い」---
6:「春はダメ」だが「秋は良い」
「今年の春はピンクが流行る!イエローのトップスも注意!着こなし上手はグリーンが決め手!」

「今年の夏はスカイブルーを狙え!ホワイトの清潔感が勝負を分ける!」