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---時計談義・腕時計を「性能」で考える・セイコー編---
3:腕時計を「性能」で考える・世界初のクオーツ式腕時計を作り出した・「セイコー編」
1:そもそも「腕時計」って?
2:「腕時計」は難しい!!!
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時計談義
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腕時計は「機械」です。

時計の溢れている現在において、「正確な時間を知る」という行為にどれほどの価値があるのか・・・

それはひとまず置いときましょう。

ソレ言ってたら、腕時計自体の存在意義にかかりますからねw


さてさて・・・腕時計の性能といえば、やはりコレでしょう。





実は・・・これは非常に厄介な事なんです。

そもそも「時間」という概念が厄介だからです。


基本的に地球が一回転することを「自転」といい、太陽の周りを回るのを「公転」といいます。

んでもって、自転が一回で、24時間。

公転が一回で1年ですよね?


しかしですね〜・・・

まず、地球の自転速度って、一定じゃないんですよね・・・

それに、公転速度も一定じゃないんですよ・・・


あと、365回自転すれば、ちょうど公転1回になるのか・・・というと、それも違いますしね。

つまり・・・正確にリズムを刻んでるわけではないんです。

地球そのものが。


だから、閏年(うるうどし)を作って、半ば強引に合わせてるんですよね〜。


まず、そのことを基礎知識として、わかって下さいねw


さてさて・・・では腕時計では、ど〜なるのか・・・といいますと・・。

まず腕時計の時間の正確さというのは、理屈でいいますと、





コレに尽きます。

で、時計には大まかに分けて2種類あるんです。






「機械式時計」は、つまるところ人間がゼンマイを巻き、その力を、「テンプ」という装置で

力を均等に分散させて動く時計の事です。

昔は、全てこの「機械式時計」でした。


「クオーツ時計」は、つまるところ電気の力を、水晶振動子で分散させて、

その力が回路に伝わり、動く時計の事です。


さて、時計は「テンプ」という装置で力を分散させて力を一定にするんです。

「機械式時計」だと、ゼニスの一分間に600ビートが一番なんです。


が!


「クオーツ時計」は、なんと約30000ビート!

時計の世界では、このビート数が多いほど、正確に時間を刻めると考えられています。

(一部異論もあり)

も〜・・・絶対勝てないんですね〜・・・「機械式時計」は。


さて、ではこの「クオーツ時計」

どこが作ったかと言うと、日本の「諏訪精工舎」(後のセイコー)です。


当時、世界最小のクオーツ時計でもタンスより大きかったそうです。

超小型化と超省電力化が必要で、しかも、全く耐震性がありませんでした。

さらに世界の時計王国スイスが、こぞってクオーツ腕時計の開発に乗り出してました。

日本は完全に腕時計では、出遅れてたんですね〜。

しかし、何とか日本のセイコーが逆転で勝ち得た技術だったんですね〜。

この辺りの詳しい事は、NHKの「プロジェクトX」でやってましたので、ぜひ御覧下さいな?


このセイコーが作り出した「クオーツ式腕時計」

それは世界の腕時計地図を一変させました!






当時の世界の時計大国、スイスをまたたくまに蹴散らして、

日本が世界のトップシェアを握る事になったのです。

今現在、世界の腕時計の9割が、この「クオーツ式腕時計」です。


今現在、「機械式時計ブーム」なるものが発生しています。

まあ、人の趣味はそれぞれなのですが・・・

個人的に言わせて貰うと、





「腕時計」という道具を純粋に考えた時、クオーツ時計が素晴らしいのは明らかです。

確かに高度な技術が機械式時計には、埋め込まれています。

しかし・・・腕時計の本質はそこにあるのでしょうか?





それは間違いなく存在します。

「クオーツ式腕時計」を買われるなら、セイコーの偉業に敬意を表して・・・

セイコーのクオーツ時計・・・いかがでしょうか?


ばい しんどばっと
セイコーのクオーツ式腕時計
別にセイコーのクオーツでなくても、
クオーツならどこの時計でも
性能は変わりはないです。
ただ個人的に言わしてもらうならば、
「セイコーのクオーツ式腕時計」というものに日本人はもっと誇りと尊敬の気持ちが
あっていいんじゃないかと思います。

日本を代表する、素晴らしい発明で
あり文化といってもいいです。
「正確に時を刻む」
いかに同じ力を定期的に針に与える事が出来るか。
安くて良いもの
ボロイ時計が、良い時計より評価されるというのは、いかがなものなのでしょうか?
「クオーツショック」です!
「機械式時計」 と 「クオーツ時計」 です。
注2
セイコーアストロン
世界初のクオーツ式腕時計。
1969年発売し、あっというまに完売。
この腕時計の登場は、世界に衝撃を与え、世界の腕時計地図を一変させた。

K18モデルが45万円。
SSモデルが17万5千円した。
ちなみに私の親父は大卒で初任給が
2万5千円。1960年の事です。
いかに高級品だったかわかりますね。
3:腕時計を「性能」で考える
  セイコー編
9:腕時計を「装飾」で考える
  カルティエ・ブルガリ編
10:今日現在の結論
4:腕時計を「資産」で考える
  ロレックス編
5:腕時計を「伝統」で考える
  ブレゲ編
6:腕時計を「ステイタス」で考える
  パテック・フィリップ編
7:腕時計を「耐久性」で考える
  カシオ編
8:腕時計を「道具」で考える
  ブライトリング編