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---時計談義・腕時計を「伝統」で考える・ブレゲ編---
5:腕時計を「伝統」で考える・世界最高の時計士の名を冠す・「ブレゲ編」
腕時計・・・
そもそも時計が今のように手に持てるサイズになるには、古人のすさまじい知恵が必要でした。
さて・・・その腕時計の時計士の中でも、最大の天才が
「アブラアン・ルイ・ブレゲ」です。
まあ・・・とにかく、とんでもないですな。。。この人は。。。
え〜と・・・彼が発明したものといえばですねえ・・・
自動巻き機構でしょ?
衝撃吸収装置でしょ?
ブレゲひげゼンマイでしょ?
トゥールビヨン機構でしょ?
スプリットセコンド・クロノグラフでしょ?
ギョーシェ文字盤でしょ?
ブレゲ針でしょ?
ブレゲ数字でしょ?
シースルーバックでしょ?
つ〜か、ほとんど、この人が携帯時計の基本を作ってるのよ!!!
時計の進化を200年進めたといわれるのも、納得ですな。はい。
ふむ・・・格好よすぎますね。
さて、彼は現代の腕時計のほとんどの基礎部分を作り上げた男です。
その中で一つだけ、彼の最高傑作の機構を紹介しときましょうか。
「トゥールビヨン」です。
これは姿勢による重力差を解消するためにブレゲが考え出した技術です。
つまり、腕時計は腕に嵌めてますので、人間が動くたび、いろいろな角度になるわけですが、
その度に歯車にかかる重力が違ってきますよね?。
で、誤差が出るわけです。
その時計による姿勢差・・・重力差ですね?
それを解消するためにブレゲが開発したものです。
200年前に・・・すごい技術ですよねえ・・・
ちなみに、このトゥールビヨンを付けた時計は4〜500万はザラにします。
んでもって、これを付けたところで、到底機械式時計は、クオーツ式時計に勝てません。
でも・・・昔のロマンは感じれますネエ〜・・・
いや・・・時差に打ち勝つための職人の情熱とでもいいましょうか・・・。
僕は、個人的な意見をするなら、もっともブランド力がある時計メーカーって、
この「ブレゲ」だと思うんですよ。
一般的には、パテックフィリップかもしれませんが・・・
正直言って、最近の「ブレゲ」は、パッとしません。
でもですね?
天才時計士 「ブレゲ」 の名前が付いてるだけで、永久不変な価値があると思うんですよ。
全てのブランドが勝てない 「何か」 があると思うんです。
スウォッチ・グループ総帥ニコラス・G・ハイエックは、
社長職は子息のニコラス・ハイエックJrに譲り会長職についていますが、
「ブレゲ」だけは、自ら社長も兼務し、現在も陣頭指揮にあたっています。
ふふん・・わかってるじゃん・・・
ん?チミ?
ブレゲの腕時計してるって?
かあ〜っくいいじゃん!
エンスーだよ!
俺好みだね?チミってやつは!
しんどばっと ・・・・・2005/8/30より
ブレゲの時計
ブレゲの時計は、いかにもヨーロピアンの伝統のような趣がありますね。
↑を考察してみると、
針はブレゲの考案したブレゲ針
文字盤にはギョーシェ彫り
文字は・・・ブレゲ数字じゃないや(笑)
100年前にあっても、
おかしくない風情がありますね
注2
真ん中下にあるのが、トゥールビヨン
重力に対する時間の誤差を無くすため、
ブレゲが考案したもの。
昔、この技術は幻の技術とされ、
ほとんどのメーカーはこれを搭載することが
できなかった。
近年はコンピユーターの発達、
削りだし技術の発達で、
イロイロなメーカーが出す事が可能に。
トゥールビヨンが付く時計は、
値段が1000万を越える事もしばしば。
「無駄で高価な技術」の代表かも(笑)
「ブレゲ時計を所有するということは、ポケットの中に天才を忍び込ませているようなものだ。」
デービット・エ・サロモンズ卿